2008年7月9日水曜日

方案と方式

ダイカストの鋳造で、金型方案、鋳造方案など「方案」と言う言葉が
一般的に使われています。
しかし、「方案」は曖昧な言葉で有り逃げようと思えば、逃げになる言葉
でも有ると思います。(言葉の遊びに思われるかも知れませんが)
出来るなら「方式」が良いと思うのだが、前回に書いた鋳造条件でも
なかなか計算の様には行きません。
計算されていない部分
1.金型温度。
2.スリーブ、キァビティーからのガスの抜け量。
3.ダイカストマシンダイプレートの歪み具合。
大きく分けてそれくらいかな??
1.の金型温度に対しては、流動解析ソフトで有る程度計算されますが、
鋳造を開始してから、計算通り金型温度がなってくれない。
前に書いた、金型冷却水の話ですが!
金型の温度コントロールが出来る様にならないと、なかなか計算は出来ても
実際はその様にならないのが現状のダイカストです。

2.のガス抜きの話しは、ダイプレートの歪みも関係してくるのでこれも難しい。
まして、ガスの抜け量なんてどの様にして測定するの?
どの様にして計算するの?(やり方は有ると思いますが)
当分の間は、「方案」で良いか?

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