2008年8月23日土曜日

水溶性離型剤の少量塗布

私が扱っているスプレーシステムは、毎ショットごとの離型剤流量を監視して、上限値、下限値を設定しその値から外れた時に、スプレー装置もしくは、ダイカストマシン、取り出しロボットに何らかのアクションをやらせる事が出来るシステムで有り、離型剤流量の再現が手軽に出来る事です。
流量の再現と言うと、簡単に言えば、肉厚の薄い製品は、極力少量で塗布し、肉厚の厚い製品は量を多めに出す。厚い製品から薄い製品に型替えしても、以前の流量を手軽に再現出来る事です。
まー各製品ごとに流量を手軽に設定出来る事になります。
機械の汚れ、工場の汚れに関心が有るメーカーは、「少量塗布」と言う方向に行きますが、この「少量塗布」も得意な分野です。
しかし、水溶性離型剤の少量塗布を行う事も、油性離型剤を使用して鋳造を行う事と同じで、離型剤による「外冷」を金型冷却での「内冷」の方向に行かなくては出来ない事です。
「内冷」を強化しても、金型に通す冷却水の成分が悪さをして金型冷却回路に動脈硬化現象が出てきて、生産ロットを重ねるごとに離型剤塗布量が増えて来ます。(流量を測定していると良く解る)
結局は、簡単に少量塗布が出来る訳では無く、水から変えて行き、冷却水流量も安定した形にしていかないと少量吹きが安定して出来ない事になります。
私も、離型剤流量を測定出来るスプレーシステム、手軽に流量を変更出来るシステムが無かったら、水質で有り、水の流量変化の事まで解らなかったでしょう!
まずは、スプレーシステムから変えて頂く事を提案します。
色々な問題点が浮き彫りになって来ます。

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