2009年8月31日月曜日

ダイカスト未来予想図2

自動車の家電化とは!「内燃機が無くなる」「電気自動車になる」「燃料電池車になるかな?」この様に、自動車部品に依存しているダイカストが、「家電化」する事で、どう!変化するでしょうか?
①軽く、強度が有り、今までより安くないと家電化に対応出来ない。
②軽量化の為に、肉厚部品は少なくなり、形状などで剛性を持たせ、より薄肉化する。
③大きな構造物(ドアパネル、足回りで有るタイヤハウスなど)がダイカストになる。
④より大きな構造物を、ダイカスト品にする為、ダイカスト品どうしの溶接が行われる。
考えて見ると、この程度であるが、他の素材を扱う業種も寝てはいない事は確かです。
鉄の業界で言えば、より薄く、より強度が有り、安い板材を作る。
プラスチック業界で言えば、リサイクル性が高く、強度が有り、軽く、安い部品製作。
ここに、カーボン素材メーカーも出てくるのかもしれません。
ダイカストにて、軽くする為に、Mg化の流れが以前有った、今も有ります。リサイクル率と、価格が課題になるでしょうし、この分野は、中国が強くなると思います。Mgの材料が安価に手に入る!と思うからです。
この様な事を考えると、「自動車が家電化して、ダイカストの仕事量がどうなるの?」

2009年8月29日土曜日

ダイカスト未来予想図1

2009年8月19日から23日まで、「上海新国際展示中心」で、ダイカストの展示会が開催されました。
私の会社も「廃液燃焼システム」で、大紀エンジニアリングブースに小さいながら展示しましたが、現在の中国景気を反映してか?人出が少なく、空きブースも目立った展示会となっていました。
日本のメディアでは、「中国は景気が良い!中国が世界の景気を引っ張っている」と言う言葉が報道されていたと記憶していますが、「思ったほど活気づいていないかな」と感じました。上海で、色々な人と話をして、中国 上海から見た世界観をを聞き、考えました。
中国から見た日本は、相当景気が悪く、抜け出せない不景気観が漂っている様です。
日本で生活している私には、そんな感じが無いのですが、(実際今年の前半はひどかった)外から見るとそうらしい!
自動車の家電化の話も出てきました。家電化すると、CDプレーヤー、ビデオデッキ、カメラ等々、どんどん海外に流出、ますます日本の産業空洞化が進むと言う見方に話がでてきました。しかし、実際の中国ダイカストメーカー(ローカル)を見ると、品質保証と言う言葉が無い様なやり方で鋳造を行っている所が多いのも事実。まだまだ、先の話と感じるが?
次回は、自動車が家電化するとダイカストはどうなるの?